カテゴリー別アーカイブ: ダイヤモンドカッター ミニ知識

リング? or カラー?

突然ですが、こちらは何だと思いますか?

リング

「これだけでは、わからない」と思った方。

これではどうでしょうか?

リング装着済

 

ダイヤモンドカッターにとりつけてみました。

 

今、頭に浮かんだのは、どんな言葉でしたか?

「リング」と思った方と、「カラー」と思った方がいらっしゃるのではないでしょうか。

もしかしたら他の言葉だった方もいらっしゃるかもしれません。

 

用途は、「ダイヤモンドカッターの内径を落とす(内側の穴の径を小さくする)」事です。

ダイヤモンドカッターを、手持ちの機械に取り付ける際に、この「リング」もしくは「カラー」を使って内径を調整することがあります。

 

例えば、手持ちの機械のフランジ径は20mmだという時に、内径22mmのダイヤをそのまま取り付けることはできません。

(厳密に言えば、取り付けることはできますが、フランジとダイヤの間に2mm分の余裕ができてしまうことになり、その状態で使用すると大変危険です。ガタが発生し、切れ味の低下や異常摩耗、ダイヤのヒビや欠けの原因となります。

リング(カラー)をとりつけて内径を15mmにすれば取り付けて使用することができます。

リング使用フランジ取付写真

 

※余談ですが、ディスクグラインダーのフランジ径って、フランジをひっくり返すと15mm、20mm両方になる場合が多いんですよ!こちらについてはまた今度ご説明しますね。

 

この「リング」と「カラー」の使い分けですが、日高産業社内では基本的に「リング」と呼んでいます。

ですから、例えば、新人のスタッフが、

お客様からのお電話でのご注文を受けた際

「これ『カラー』ついてんだよね?」

とご質問を受けて

「えっ?カラーですか?」

とかたまってしまうことがたまにあります。(笑)

 

私の認識としては 「リング」→ 材質が金属。 「カラー」→ 材質が樹脂。

だとつい最近まで、思い込んでおりました。

ところが今回、製造担当者Kさんに確認したところ、

「特にそういった区別はないですよ。材質がなんであれリングと呼ぶ人と、カラーと呼ぶ人といらっしゃいますよ。好みですかね~。」

とのこと。

 

そうだったんですね。

勘違いしていました!

 

今ちょっと調べてみたところ、マキタさんのカタログでは「リング」、

日立工機さんのカタログでは「カラー」となっているようです。

メーカーさんによっても、呼び方が違うとは・・。

 

 

「リング(カラー)」について、お客様からご質問をいただく事はあまりないのですが、

「リングは無料で付いてきますか?」というお問い合わせをいただいた事があります。

 

当店では、商品のスペック詳細の「内径」の欄に、

「○○mm(▲▲mm変換リング付)」と記載のあるものには、「リング」が付属しております。

付属リングについては無料です。

商品写真には写っていない事もありますが、きちんと付属しております。

(リングのみの販売は現状しておりません。)

 

 

また、「リング付きの商品買ったのに、入っていなかったよ!」

とお客様よりお電話をいただいた事もありました。

 

弊社の付属リングですが、

4インチ~7インチの商品の場合、

パッケージの厚紙の間に挟んで入っております。

もし見当たらない場合はそちらをご確認ください。

リング台紙にはさまってます

工場出荷時にチェックを行い、入れ忘れのないように徹底しておりますが、

万が一入っていなかった場合は、当店までご一報ください。すぐに送付いたします。

 

 

あとは、

「リングが内穴にはまらないよ~」

というお問い合わせを、いただいた事があります。

 

見た目からも明らかにサイズが違う事がわかる場合は、

付属したリングのサイズ間違いかと思います。

当店までご一報ください。

すぐに正しいサイズのものを送付いたします。

 

見た目はサイズがあっていそうで、はまることははまるが、きつくて奥まで入っていかない。

きちんと収まらない。という場合は、ダイヤの内側を紙やすりで少し擦ってみてください。

(紙やすりが無いときは、ブロックやコンクリートの破片などでも代用できます。)

 

リングは入りづらい時

リングは安全上、隙間などができてしまわないように綿密に製造しております。

よって、ダイヤの内径部分に塗られている塗料が少し厚くなってしまっていたり、

製造時のチリなどが少しでも残っていると、

きつくておさまらない事があります。

お手数をおかけいたしますが、お試し下さいませ。

(といっても、こういった事例は今までに1件のみでしたが・・・)

 

 

小さいけれども、大事な部品。

「リング(カラー)」

皆様は「リング」と呼んでいますか?「カラー」と呼んでいますか?

何かリングに関してエピソードなどあればぜひ教えてください。

 

 

緊急時用、特殊用途のダイヤモンドカッター

実は、当店「ダイヤモンドカッター専門店ヒダカ」では、

まれに消防署や警察署の方からお問い合わせをいただく事があります。

ご質問内容としては「●●はこれで切れますか?」といったものから、

「ダイヤモンドカッターで、なぜ鉄は切れないんでしょうか?」という専門的なものまであります。

電話

レスキューの現場でダイヤモンドカッター(ダイヤモンドブレード)が使われる事があるというのは知っていましたが、材質や性質の詳細を知りたいという方が多いのはなぜだろう?

と個人的に疑問に思っていました。

 

しかし、その日は突然やってきました!

 

 

先日、やはり消防署の方からお問い合わせをいただきお話をしていた時に、その謎が解けたのです!

なんとお電話口の方が「実はレポートを出さなければいけないんです・・・」とポロっと仰ったのです。

 

消防署や警察署の方は、そういった機会もあるのですね。

それ以上、詳細はお伺いできませんでしたが、

現場で使用する機資材について調査・勉強したり、報告したりする事があるとの様でした。

(もしこちらを読んでいる方で詳細ご存知の方がいらっしゃいましたら、匿名でもよいので教えていただければ幸いです(笑))

 

 

災害現場で、車に閉じ込められてしまった人やがれきの中に閉じ込められてしまった人を救助するために、邪魔になっている、ドアが開かなくなった車のボディや、建物などを切断しなくてはなりません。

そんな時に、ダイヤモンドカッターを使用することもあると聞いたことがあります。

ただ、火花が出る場合もあるので引火の可能性がある現場では使用できないなど状況判断も難しいとか。

消防士のアイコン5

 

ダイヤモンドカッターは工事現場で、タイル・石材・コンクリートを切るために使うものだと思っていたので

初めて知った時に、身の引き締まる思いがしました。

少し調べてみると、大規模災害などに対応するために編成される

ハイパーレスキュー隊(東京消防庁 特別高度救助隊)隊員の方は、

ダイヤモンドカッターを使用する技能講習を修了しているそうです。

また、機動救助隊は救助車に救助用の資機材のひとつとして

ダイヤモンドカッターも装備しているとのことです。

 

 

そういった時に使用するダイヤは、特殊なダイヤモンドカッターになります。

当店で主要用途・目的が「緊急時に、切断する材質にあわせて刃物を交換する必要がなく、迅速で確実な対応を可能にする」である商品は

「マルチブレード MA-1 12インチ」のみです。

エンジンカッター用 マルチ素材用ダイヤ マルチブレードMA-1 305

基本的に、当店では「切る材質にあったダイヤモンドカッターをお選びいただく」事を推奨しております。

しかし、こちらの商品は例外です。

緊急時に「コンクリートだから、コンクリート用のダイヤを取り付けよう」「車のボディだから車のボディ用のダイヤを・・・」と時間をかけていられないためです。

なのでMA-1は、「特定の材質に対する切れ味」ではなく「様々な材質に対応できる」ことを目指して開発されたダイヤモンドカッタ-となっています。

 

商品ページの「店長の声」ももしよろしければご覧下さい。

エンジンカッター用 マルチ素材用ダイヤ マルチブレードMA-1 305

 

 

「ビス穴付」ダイヤモンドカッターのディスクグラインダーへの取付方

前回、「ビス穴付(ビスアナツキ)」のダイヤモンドカッターとは何か、

どんな時に使用するのかというご説明をいたしました。

ブログ記事:「ビス穴付」ダイヤとは

 

今回は、「ビス穴付」ダイヤモンドカッターの、

ディスクグラインダーへの取り付け方をご説明いたします。

(ここでのご説明はヒダカオリジナル「KSセグメントプロ」と「日立電気ディスクグラインダG13S5」を使用しています。

他メーカー商品、他機種には適さない事があります。)

 

<取付に必要なもの>

 ・ディスクグラインダー

 ・ビス穴付 ダイヤモンドカッター

 ・取付用ビス3セット(ダイヤモンドカッターに付属しています。)

 ・専用フランジ(下記のどちらかひとつ) <別売り:各1,200円(税抜)>

■16ミリねじ用

■10ミリねじ用

※専用フランジ(ボス金具)はディスクグラインダーのシャフト径によって

「16ミリネジ用」「10ミリネジ用」があります。

(ご注文の際は、ビス穴付ダイヤを取付るディスクグラインダーのシャフト径を

ご確認ください。)

 

<取付方>

 1.ビス穴付きダイヤモンドカッター(これ以降はダイヤと呼びます)へ

「専用フランジ(別売)」をはめこむ。

フランジはめこみ_テキスト込

 

2.取付用ビス(4サラネジ)をオモテ側から入れる。(ビス頭の形状とあう穴に入れる。)

ビス穴にビスを入れる

※ダイヤのどちら面からも取付られるように、「オモテ面(印刷面)からビスを入れる時用」「ウラ面からビスを入れる時用」の穴が、それぞれ3個づつあいています。

ビスの頭の形状とぴったりあい、ビス頭が完全にダイヤにうまる穴にビスを入れてください。

あわない穴で無理やり取り付けると、ビス頭が飛び出した状態になり、作業時に切断物にあたってしまいます。

このような状態ですとネジにダメージをあたえ、ダイヤが外れる危険があります。

ビス頭あっているあっていない

イラストはイメージです。

専用フランジ以外のフランジをご使用になった際も、相性が悪く同様にビス頭が飛び出てしまうことがあります。ご注意ください。

 

3.フランジ側からビスを、「①平ワッシャー」「②スプリングワッシャー」「③ナット」の順に固定する。

ビス穴つきを裏側からナット類で固定

「2.」「3.」をくりかえし、3箇所しっかり固定する。

これで専用フランジとダイヤがしっかりと固定されます。

 

4.専用フランジを取付けたダイヤを、グラインダーにねじこみながら取付る。

フランジ固定ダイヤをグラインダーにとりつけ

 

 

5.ディスクグラインダーのロックピンを押してシャフトを固定し、スパナで十分に締め付ける。

(スパナは付属しておりません。お手持ちのものをご使用ください。)

ビス穴_最後スパナでしめる

 

 

6.取付終了

「ビス穴付」ダイヤを取付けたディスクグラインダー

「ビス穴付」ダイヤを取付けたディスクグラインダー

 

 

「ビス穴付」ダイヤ ディスクグラインダーへの取付方(プリントアウト用PDF)

↑ プリントアウト用(印刷用)データです。

 

 

商品ページはこちら ↓

みかげ石切断用 KSセグメントプロ

4インチ(外径105)

・ビス穴付:PCD35×3

・ビス穴なし

 

5インチ(外径125)

・ビス穴付:PCD35×3

・ビス穴なし

 

専用フランジ

16ミリネジ用

10ミリネジ用

「ビス穴付」ダイヤとは

ヒダカでは、石材店様よりお電話で4インチ・5インチサイズのダイヤのご注文をいただいた際は、

「ビス穴付(ビスアナツキ)」 「ビス穴なし」 どちらがよろしいでしょうか?

と確認をさせていただいております。

 

石材店のお客様は圧倒的に 「ビス穴付」 をご注文される方が多いからです。

 

ところが最近は

「『ビスアナ』って何ですか?何につかうんですか?」

と逆にご質問をいただく機会も多くなってきました。

 

ビス穴とは?

ビス穴というのは、ダイヤの中心穴の周りにあいている穴のことです。

12191721_4eeef424ef897

ビス穴付ダイヤのことを、他の店舗様やメーカー様では、「PCD付」と呼ぶこともあるようです。

「PCD○○×3」や「P.C.D○○×3」とだけ記載があることもあります。

PCD(P.C.D)とは、「Pitch Circle Diameter(ピッチ・サークル・ディアメータ)」の略で、

具体的には下の写真の、矢印の部分の距離になります。(「×3」は、3穴ということです。)

pcd35_pic

当店のKSセグメントプロ、4インチ・5インチのビス穴付は、「中心穴が20」で、「PCD35×3」となります。

 

ビス穴が付いていると、どうなるのか?

ビス穴付ダイヤは、通常のダイヤと取付方が違います。

言葉で説明するのが大変難しいので、まずは次の2枚の写真を見てください。

どこが違うかおわかりになりますでしょうか?

通常のビス穴なしタイプのダイヤを取付けたディスクグラインダー

通常のビス穴なしタイプのダイヤを取付けたディスクグラインダー

「ビス穴付」ダイヤを取付けたディスクグラインダー

「ビス穴付」ダイヤを取付けたディスクグラインダー

ビス穴つきをとりつけた方は、「ホイルナット」という部品が、ダイヤの上にありません。

ホイルナット説明

 

 

 

 

オモテ側(機械と反対側)がフラットになります。

「ホイルナット」があたらないので、コーナーカット、キワ切り、直角部分の切断、水平切断などをするときに大変便利です。

 

 

ホイルナットがあたらないとなぜ便利なのか?

ホイルナットがないと、どんな時に便利なんですか?というご質問もいただきます。

こちらも言葉で説明するのが難しいので、イラストでご説明します。

【例えば、コーナーカットの時】

コーナーカット便利

 

【例えば、面の凸部切除したい時】

凸部切除便利

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※イラストはイメージです。

 

 

オフセットタイプ(ハットタイプ)とどう違うのか。

オフセットタイプ(ハットタイプ)のダイヤモンドカッターも、ビス穴付ダイヤをとりつけた状態と同じような状態でご使用いただくことができます。

オフセットタイプ(ハットタイプ) /中心がへこんでいます

オフセットタイプ(ハットタイプ) /中心がへこんでいます

オフセットタイプの場合は、取付部がへこんでいるため、

ロックナットがへこんでいる部分に埋まりフラットになります。

「ビス穴付ダイヤ」を使用するか、「オフセットタイプ(ハットタイプ)」を使用するのかは、

お客様の好みによります。

「オフセットタイプ(ハットタイプ)」は基盤が特徴のある形状なので、

より強度を必要とする場合は「ビス穴付」をおすすめいたします。

石材店のお客様は、圧倒的に「ビス穴付き」をご使用の方が多いです。

 

取付は、通常のダイヤのように中心のロックナットを締めるだけの「オフセットタイプ(ハットタイプ)」の方が、

3箇所をビス止めする「ビス穴付き」よりも楽だと感じられる方が多いと思います。

 

また、価格ですが当店では、「オフセットタイプ(ハットタイプ)」の方が、多少お高くなっています。

 

お客様の、現場の状況、切断対象、ご予算などによって、

より適した商品をお選びいただければと思います。

 

次回は、「ビス穴付ダイヤ」のディスクグラインダーへの取付方ををご説明いたします。

 

<お試し品のページはこちら ↓ >

【初回限定お試し特価品】みかげ石切断用 4インチ KS-105Sプロ(ビス穴付)

【初回限定お試し特価品】みかげ石切断用 5インチ KS-125Sプロ(ビス穴付)

(オフセットタイプにはお試し品のご用意がございません。)

 

<商品ページはこちら ↓ >

みかげ石切断用 4インチ KS-105Sプロ(ビス穴付)

みかげ石切断用 5インチ KS-125Sプロ(ビス穴付)

 

みかげ石切断用 4インチ KS-105Sプロ (オフセットタイプ<ハットタイプ>)

・内径15mm

・内径20mm

 

みかげ石切断用 5インチ KS-125Sプロ (オフセットタイプ<ハットタイプ>)

・内径20mm

・内径22mm