2024/05/02 13:28
【2024年3月11日投稿分 再掲】
商品の「切れ味評価」について
当店ではダイヤモンドカッター商品ご紹介欄に
切断できる材質別に「切れ味評価」を☆(星)の数でご案内しています。
☆☆☆☆☆(星5個)が最高評価で、
☆(星1個)は、最低評価となります。
「全く切れない」「その材質を切るのに適していない」という材質は基本的に掲載していません。
(こちらの評価は、確実にこうだと申し上げるものではありません。切れ味は、ご使用のマシンや現場の環境、材質の種類によって変わります。
あくまでも参考材料のひとつにしてください。)
「鉄は切れますか?」とご質問いただきました
先日お客様より、
『鋳鉄管(ちゅうてっかん) 切れ味評価⇒☆☆☆☆☆(星5)』とご案内している商品に関して
「鋳鉄管が切断できるという事ですが、鉄は切断可能でしょうか」
という、ご質問をいただきました。
結論から申し上げますと
ダイヤモンドカッターはダイヤモンドの特性上、鉄の切断には不向きです。
鉄は切断時に摩擦により、非常に高温になります。
ダイヤモンドは高熱に弱く、摩擦熱で燃えてしまいます。
また、鉄は摩擦熱が高いだけではなく、炭素が数パーセント含まれています。
同じく炭素でできているダイヤモンドカッターを使用すると、炭素同士が溶けあい(ダイヤが炭化し)、摩耗を早めてしまいます。
したがって、ダイヤモンドカッターを使用しても、価格に見合う耐久性が得られません。
鉄の切断におすすめなのは砥石
「鉄」「鋼板」「アングル」「ステンレス」などをエンジンカッターを使って切る際、
一般的にはダイヤモンドカッターではなく砥石を使います。
当店では下記のハスクバーナー社(旧パートナー)純正の砥石をお取扱いしております。
「Husqvarna(ハスクバーナ)純正 補強網入り切断砥石 金属用 A」
「鉄の切断には不向きなのに、なぜ鋳鉄管が切れるのか?」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
鋳鉄は、材質炭素を含んでおります。
そのためダイヤから炭素が吸収されず、炭化もおきません。
そのため、鋳鉄(鋳鉄管)はダイヤで切り続けることができます。
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鉄や鋼板を切断される場合には、
ダイヤモンドブレードを一回で台無しにしないためにも砥石をお使いください。