2024/05/02 13:25

「これだけでは、わからない」と思った方。
これではどうでしょうか?
ダイヤモンドカッターにとりつけてみました。
今、頭に浮かんだのは、どんな言葉でしたか?
「リング」と思った方と、「カラー」と思った方がいらっしゃるのではないでしょうか。
もしかしたら他の言葉だった方もいらっしゃるかもしれません。
用途は、「ダイヤモンドカッターの内径を落とす(内側の穴の径を小さくする)」事です。
ダイヤモンドカッターを、手持ちの機械に取り付ける際に、この「リング」もしくは「カラー」を使って内径を調整することがあります。
例えば、手持ちの機械のフランジ径は20mmだという時に、内径22mmのダイヤをそのまま取り付けることはできません。
(厳密に言えば、取り付けることはできますが、フランジとダイヤの間に2mm分の余裕ができてしまうことになり、その状態で使用すると大変危険です。ガタが発生し、切れ味の低下や異常摩耗、ダイヤのヒビや欠けの原因となります。)
リング(カラー)をとりつけて内径を20mmにすれば取り付けて使用することができます。

※余談ですが、ディスクグラインダーのフランジ径って、フランジをひっくり返すと15mm、20mm両方になる場合が多いんですよ!こちらについてはまた今度ご説明しますね。
この「リング」と「カラー」の使い分けですが、日高産業社内では基本的に「リング」と呼んでいます。
ですから、例えば、新人のスタッフがお客様からのお電話でのご注文を受けた際
「これ『カラー』ついてんだよね?」 とご質問を受けて
「えっ?カラーですか?」 とかたまってしまうことがたまにあります。(笑)
私の認識としては 「リング」→ 材質が金属。 「カラー」→ 材質が樹脂。
だとつい最近まで、思い込んでおりました。
ところが今回、製造担当者Kさんに確認したところ、
「特にそういった区別はないですよ。材質がなんであれリングと呼ぶ人と、カラーと呼ぶ人といらっしゃいますよ。好みですかね~。」
とのこと。
そうだったんですね。
勘違いしていました!
今ちょっと調べてみたところ、マキタさんのカタログでは「リング」、
日立工機さんのカタログでは「カラー」となっているようです。
メーカーさんによっても、呼び方が違うとは・・。
「リング(カラー)」について、お客様からご質問をいただく事はあまりないのですが、
「リングは無料で付いてきますか?」というお問い合わせをいただいた事があります。
当店では、商品のスペック詳細の「内径」の欄に、
「○○mm(▲▲mm変換リング付)」と記載のあるものには、「リング」が付属しております。
付属リングについては無料です。
商品写真には写っていない事もありますが、きちんと付属しております。
(リングのみの販売は現状しておりません。)
また、「リング付きの商品買ったのに、入っていなかったよ!」
とお客様よりお電話をいただいた事もありました。
弊社の付属リングですが、4インチ~7インチの商品の場合、パッケージの厚紙の間に挟んで入っております。
もし見当たらない場合はそちらをご確認ください。
工場出荷時にチェックを行い、入れ忘れのないように徹底しておりますが、
万が一入っていなかった場合は、当店までご一報ください。すぐに送付いたします。
あとは、
「リングが内穴にはまらないよ~」
というお問い合わせを、いただいた事があります。
見た目からも明らかにサイズが違う事がわかる場合は、
付属したリングのサイズ間違いかと思います。
当店までご一報ください。
すぐに正しいサイズのものを送付いたします。
見た目はサイズがあっていそうで、はまることははまるが、きつくて奥まで入っていかない。
きちんと収まらない。という場合は、ダイヤの内側を紙やすりで少し擦ってみてください。
(紙やすりが無いときは、ブロックやコンクリートの破片などでも代用できます。)
リングは安全上、隙間などができてしまわないように綿密に製造しております。
よって、ダイヤの内径部分に塗られている塗料が少し厚くなってしまっていたり、
製造時のチリなどが少しでも残っていると、きつくておさまらない事があります。
お手数をおかけいたしますが、お試し下さいませ。
(といっても、こういった事例は今までに1件のみでしたが・・・)
小さいけれども、大事な部品。
「リング(カラー)」
皆様は「リング」と呼んでいますか?「カラー」と呼んでいますか?
何かリングに関してエピソードなどあればぜひ教えてください。