2024/05/02 13:24
【2016年4月15日投稿分 再掲】
ヒダカでは、石材店様よりお電話で4インチ・5インチサイズのダイヤのご注文をいただいた際は、
「ビス穴付(ビスあなつき)」 「ビス穴なし」 どちらがよろしいでしょうか?
と確認をさせていただいております。
石材店のお客様は圧倒的に 「ビス穴付」 をご注文される方が多いからです。
ところが最近は
「『ビスアナ』って何ですか?何につかうんですか?」
と逆にご質問をいただく機会も多くなってきました。
ビス穴とは?
ビス穴というのは、ダイヤの中心穴の周りにあいている穴のことです。
ビス穴付ダイヤのことを、他の店舗様やメーカー様では、「PCD付」と呼ぶこともあるようです。
「PCD○○×3」や「P.C.D○○×3」とだけ記載があることもあります。
PCD(P.C.D)とは、「Pitch Circle Diameter(ピッチ・サークル・ディアメータ)」の略で、
具体的には下の写真の、矢印の部分の距離になります。(「×3」は、3穴ということです。)
当店のKSセグメントプロ、4インチ・5インチのビス穴付は、「中心穴が20」で、「PCD35×3」となります。
ビス穴が付いていると、どうなるのか?
ビス穴付ダイヤは、通常のダイヤと取付方が違います。
言葉で説明するのが大変難しいので、まずは次の2枚の写真を見てください。
どこが違うかおわかりになりますでしょうか?
ビス穴つきをとりつけた方は、「ホイルナット」という部品が、ダイヤの上にありません。
オモテ側(機械と反対側)がフラットになります。
「ホイルナット」があたらないので、コーナーカット、キワ切り、直角部分の切断、水平切断などをするときに大変便利です。
ホイルナットがあたらないとなぜ便利なのか?
ホイルナットがないと、どんな時に便利なんですか?というご質問もいただきます。
こちらも言葉で説明するのが難しいので、イラストでご説明します。
【例えば、コーナーカットの時】

【例えば、面の凸部切除したい時】

※イラストはイメージです。
オフセットタイプ(ハットタイプ)とどう違うのか。
オフセットタイプ(ハットタイプ)のダイヤモンドカッターも、ビス穴付ダイヤをとりつけた状態と同じような状態でご使用いただくことができます。
オフセットタイプの場合は、取付部がへこんでいるため、ロックナットがへこんでいる部分に埋まりフラットになります。
「ビス穴付ダイヤ」を使用するか、「オフセットタイプ(ハットタイプ)」を使用するのかはお客様の好みによります。
「オフセットタイプ(ハットタイプ)」は基盤が特徴のある形状なので、より強度を必要とする場合は「ビス穴付」をおすすめいたします。
石材店のお客様は、圧倒的に「ビス穴付き」をご使用の方が多いです。
取付は、通常のダイヤのように中心のロックナットを締めるだけの「オフセットタイプ(ハットタイプ)」の方が、
3箇所をビス止めする「ビス穴付き」よりも楽だと感じられる方が多いと思います。
また、価格ですが当店では、「オフセットタイプ(ハットタイプ)」の方が、多少お高くなっています。
お客様の、現場の状況、切断対象、ご予算などによってより適した商品をお選びいただければと思います。
次回は、「ビス穴付ダイヤ」のディスクグラインダーへの取付方ををご説明いたします。
<お試し品のページはこちら ↓ >
【初回限定お試し特価品】みかげ石切断用 4インチ KS-105Sプロ(ビス穴付)
【初回限定お試し特価品】みかげ石切断用 5インチ KS-125Sプロ(ビス穴付)
(オフセットタイプにはお試し品のご用意がございません。)
<商品ページはこちら ↓ >
みかげ石切断用 4インチ KS-105Sプロ(ビス穴付) 1枚
みかげ石切断用 5インチ KS-125Sプロ(ビス穴付) 1枚
みかげ石切断用 4インチ KS-105Sプロ (オフセットタイプ<ハットタイプ>)
みかげ石切断用 5インチ KS-125Sプロ (オフセットタイプ<ハットタイプ>)